電脳文芸同人誌 鐘楼

我、鐘を鳴らす者也。此の音、鐘を聴いた者の音也。

第七鐘 扉を開くカギ


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はじめに

 

お堅い仕事につく、おかたい人。つまり嫌なやつってのはこの世にごまんといる。

かつて私もその一人だった。申し訳ない。私がその通称、クズを卒業したので、嫌な奴は残り四万と9999人ということになる、みんな頑張ろう。

さて、人を蝶にたとえてみよう。幼虫は、キモイ。

さなぎは? もち、きもい。

成虫である四枚羽の蝶は? 色にもよるが、花の周りで飛んでいるだけである、実に無害だ。

人は変化の多い生き物だ。ホルモンと腸内環境で菩薩にも悪魔にもなれるのはご存じの通りだ。むしろ我々の一生はその二つに左右されているのだ。なんと無力なことだろう。考え方ひとつである。自己肯定感のためには胸を張って生きていくしかないが、昔の私のように胸の張り方を間違った人は、「きもい」という言葉をしっかり覚えておくように。無害を目指そう。ギャルにディスられるような人生なら、見直したほうがいい。ギャルに顔向けできない人生は、実にむなしい。

以下に掲載するのは、会社を辞めて美術を学びだしたころの初期の作品である。

著作権は解放しているので、プリントしてネイルにでも使ってほしい。

 

 

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作者:オットー・マットー=キットカットチョット(otto mattheo kitcatochotteor)

 

略歴 

世界のセレブ向け投資会社『セレブリティ・オブ・ゴールデンプール』の最年少代表取締役に就任したものの、若いセレブたちから不満が相次ぐ。「社内の不満はすべてオットーからはじまる」と言われた無自覚の問題役員。年配のセレブからの信頼は厚かった。2020年、立ち寄ったガールズバーにて酔った店員と口論したことがスキャンダルされる。店員との和解の場にて、『ギャルの悟り』を得る。クリエイターネームはそのとき注文していたチョコレートパフェの名前にちなむ。名付け親である店員いわく、「チョーやばいっしょ」。庶民の間で流行した『ギャル理論』のはじまりとされる。