電脳文芸同人誌 鐘楼

我、鐘を鳴らす者也。此の音、鐘を聴いた者の音也。

2020-04-14から1日間の記事一覧

第三鐘 混沌は続く

はじめに 本誌が非難を浴びることは明らかだ。私のような犯罪者の文学志向を許すのだから。されどこの同人の創刊者は、世俗的な犯罪者と、超自然的な英雄の違いを心得るお方である。加えて、文学的韜晦(とうかい)の有無を判断できる選ばれた読者を抱えるの…

第二鐘 清流より愛を籠めて

はじめに 招待を受けてこちらに失礼します。女流作家として三十年、文学の流転を時には中心で、ときには端っこで、書物の純血に淀みのないように漂っていましたが、私のこじんまりとした船にも ”あの運動” (令和・平成俳句定型律自由文芸運動) の波が、嵐…